フッ素がフッ素を呼び寄せるフルオラスケミストリーに基づきC3F8ガス封入バブルリポソームの開発研究を行った。Fをパルミトイル基末端に含むリン脂質F-DPPCと2F-DPPCの合成法を確立した。DSPC、DSPE-PEG2000-OMe、F-DPPCから成るリポソームを調製して、C3F8ガスを封入したバブルリポソームを調製した。F-Fの相互作用により、C3F8ガスの封入率が上昇した。実用化を考え凍結乾燥化を行い機能評価を行ったところ、復水後のバブルリポソームの機能に変化が無く、凍結乾燥化に成功した。
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