研究課題
挑戦的萌芽研究
申請者は未分化なマウスES細胞を脂肪細胞へと分化誘導する過程で、新規間葉系幹細胞(MSCs)を大量に作成し、収集する技術を確立した。このMSCsの高い骨格筋分化能を利用して、筋の運動機能回復を目指した損傷骨格筋への移植法の確立と筋の再生機構解明を目的に研究を行った。その結果、(1) マウスの前頚骨筋を挫滅損傷させるモデルを作成し、損傷24時間後に直接MSCsを患部移植することで効果的な筋再生を実現できた。(2) 移植MSCsは骨格筋や血管に分化すると共に、支配神経の再生を促進し、結果的に筋組織の再生を促進した。(3) MSCsの移植により、前頚骨筋の機能回復が促進され、1週間早く治癒した。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (3件) 備考 (1件) 産業財産権 (2件) (うち外国 2件)
BioResearch Open Access
巻: 2巻、4号 ページ: 295-306
10.1089/biores.2013.0012
Differentiation
巻: Vol.82, No.3 ページ: 153-164
10.1016/j.diff.2011.07.001
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