平行棒付き回転盤の有用性と安全性を、健常者と方向転換困難な障害者1名ずつにおいてそれぞれ筋電図、心拍数、酸素飽和度を用いて評価を行った。平行棒の両端に回転盤を設置し、方向転換時の筋活動を測定したが、健常者、障害者ともに回転盤を用いた際筋活動は低下し、労を要せず方向転換が可能であった。心拍数、酸素飽和度においても回転盤使用時は心拍数上昇が少なく、酸素飽和度の低下も少なかった。 健常者、障害者の意見として「安心して方向転換ができる。」、「安心感がある。」とのことであった。また障害者の歩行時介助を行った介助者の意見も同様に「転倒のリスクも少なく安全に方向転換ができる。」とのことであった。
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