研究課題
本研究の目的は、筋力トレーニングによる介護・寝たきり予防改善効果の個体差を規定している遺伝子多型を同定し、個人の体質に応じた運動指導プログラム作成の基礎を築くことであった。最終年度は、サルコペニアに該当する65歳以上の高齢者男女49名を対象に、骨格筋に関与する遺伝子多型頻度を検討し、サルコペニアとの関連性を明らかにすることを目的とした。唾液からDNAを抽出し、PCR法またはPCR-RFLP法によってαアクチニン3(ACTN3)やアンジオテンシン変換酵素(ACE)遺伝子の他、骨格筋量に関与する6種類の遺伝子多型を分析した。今回検討した6種類の遺伝子多型の頻度を先行研究で報告されている一般人の頻度と比較した結果、有意な差は認められなかった。現在は、複数の遺伝子多型を用いて、骨格筋量の違いを反映する遺伝子型の組み合わせを分析中である。
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