本萌芽研究では、「視覚障碍者自身がバーコードを利活用する」という目的を達成するため、(1)端末の改良,(2)パッケージの工夫,(3)情報の充実を並行して行った。 (1)は、バーコード発見の画像処理アルゴリズム,賞味期限を読み上げるスキャナ,現状の携帯で使用可能な読み取り補助具を開発した。(2)は、製造コストの増加なしに位置特定を可能とする手法の実証と、デザインガイドの配布を行った。(3)は調理法とアレルゲンなどの付加情報を管理可能とした。 蝕知パッケージは2014年後半に実際に市場に登場することが内定しており、これにあわせて試作システムを手直しして順次公開し、成果を一般に還元する予定である。
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