前腕部電気インピーダンスの周波数特性であるCole-Cole円弧のパラメータを用いて投球動作の判別法について検討を行った。判別する投球動作は①前腕部が自然に回内する投球、②前腕部を強く回内させる投球、③前腕部を強く回外させる投球、④アーム式投球の一種であるボールをまっすぐ押し出す投球である。 投球時に背屈が最大となる時刻から0.1、0.2、0.3、0.4、0.5秒後の5つのインピーダンスパラメータの合計25個のデータを用いて被験者3名、4種の投球、各投球10回の全120投球の判別分析を行った結果、その判別的中率は96.7%と高精度な判別ができた。
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