提案している呼吸センサ信号の周波数特性を考察し、信号はほぼ容量性でありその値は皮膚周辺で決まっていること、容量そのものが変化していることが分かり、電気的な皮膚の厚み変化が信号発生の主原因であると考えられた。そこで、皮膚に密着する電極により、体の信号を正確に測定する方針で進めた。電極貼り付けが安定すると、長時間計測が可能で、食事による体のふくらみの変化も静電容量の変化となって表れる。また運動しながらの呼吸計測を行い、ノイズは生じるものの、歩行、走行、上半身ねじり、前後屈の動きの中で被験者の呼吸信号を継続計測できた。
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