運動強度の増加に伴い乳酸閾値(LT)が出現する。また走速度の増加は比較的低速度までは主にストライドの増加によってもたらされる。そこで、本研究では、LT速度推定がストライドによって可能となるかを明らかにすることを目的とした。 ストライドと心拍数による推定LT速度は実測LT速度と高い相関を示した。また、推定LT速度は実測LT速度の間に有意差は認められなかった。さらに、系統誤差についてはストライド・心拍数から求められた推定LT速度が最も少ないものであった。したがって、ストライドと心拍数から求められた推定LT速度は,他の非観血なLT速度推定より精度が高いものと判断された。
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