我々が新規に開発した創傷治癒モデルを活用することで効率的に創傷治癒活性をもつ生理活性物質を検出する系の構築を目指した。ハーブ類及び生物由来の資料より成分を抽出し、創傷治癒モデルにおいてその効果を検討した。まず、すでに先行していたセントジョーンズワート抽出物を用いて繊維芽細胞、貪食能を持つ細胞株を用いて運動制御に関わる機能検出系を開発した。この結果、免疫系細胞の増殖および活性化誘導能をもつハーブ抽出物成分を見出すことに成功した。さらに海綿から単離したバクテリアを用い、新規貪食および増殖制御活性の検出に成功した。今後、この検出系をさらに先鋭化する。
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