研究課題/領域番号 |
24650461
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研究機関 | 白梅学園大学 |
研究代表者 |
佐々 加代子 白梅学園大学, 子ども学部, 教授 (20113285)
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キーワード | 子育て支援 / 人材活用 / 6部門研究所の設立 / みんなで育て合う / 支援システムの構築 |
研究概要 |
1.24年度に実施したアンケートのうち、回収が遅れていたものを組み入れたところ、ファミリー・サポート・センターなどの子育て支援に従事している人たちの回収率は37.7パーセント、子育て渦中にある就学前保護者へのアンケートは40.2パーセントになった。前者については支援のために拠出している時間があるものの、生かされない時間が多く、その間に新たな取り組みを組み入れてみようとするプログラムの提案には、講師としての参加は70パーセント、生きがい関係の参加については、半数の人たちが意欲を持っていることがわかった。研究所の人材活用になってくる。生きがいの幅が広がることはさらなる支援の質にも連同すると考えられた。後者は、現代社会が子育てにまだやさしくないこと、さらに支援が必要で、どの年齢の子どもであっても、どの次期についても相談したいときに相談できることが望ましいことなどがあげられた。 2.研究所開設にむけて、賛同者を含めた人たちと会合を持った。5部門(①研究②研修③広報④相談⑤創作)とした。利用については安価にできる見通しがついた。利用する人たちとともに創っていけることを考えた。かかわる人たちの循環も図っていけるようにすることになる。研究所構想の予備的な試みの実施と修正も加えて検討した。 3.生涯循環型の子育て支援を構築する上において、上記の研究所の機能をより高めていくために、関連する分野の先行研究から学んだ。加えて、現場の質を高めて行く上での資料を実践に加えた。現場のことについての検討には文献、資料が欠かせない。 4.子育て支援については国であらたな政策が講じられている。その内容を受けながら、明文化することにし、その後の展開についてもその内容を見た上で図式化することにした。このことは次年度になる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究実施計画をほぼ行った。仮称「子どもと大人のライフサポート研究所」の立ち上げにむけての5部門の構想ができたこと、予備的に実施できることについて(研究、相談、研修、広報)は実施し、修正すべき点についても検討を加えた。課題が見出せた。次年度に向けてさらに予備的にプログラムなどを実施し、修正を加えて、さらによりよいものにしていく。内容を構築していく上でのおおよその予定のめどがたってきている。 あらためて今度の構築にむけて、子育て支援に関係する人たちへのヒアリングを行うことになっていたが、一部の人との予定があわなったことで次年度送りになっている。 したがって、おおむね順調に進展していると評価した。
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今後の研究の推進方策 |
最終年度にあたる。国の子育て新法にもとづく政策がどのようになっていくのか、それぞれの自治体において、子育て支援策がどのような具体像を持ってなされていくのか。その地域のなかでの公と民の動きがどのようになっていくのかについてを見計らいながら、研究所構想の位置づけの機能について再検討をすることになる。研究所構想は、国や自治体の政策とどのように違いがあるのかが重要になる。差異化をはかり、生涯循環型子育て支援システムの構築について明文化する。図示を試みていく。東京の地域にひとつ立ち上げていく仮称の研究所が、地方に可能なのかどうかについての検討も加えていくことにする。 3年間のまとめを小冊子にする。
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次年度の研究費の使用計画 |
1.仮称「子どもと大人のライフサポート研究所」の立ち上げにむけて、その機能を6部門にしたうえで、子育て支援関係者にヒアリングをする予定であったが、予定日程の調整が計れなかったために、次年度にずれてしまった。 2.まとめ作業を進めていくうえでのアルバイトの作業を、依頼する人との調整がつかなったことも一部入っている。その費用の一部が残った。 1.平成26年度は最終年度にあたる。上記の平成25年度に調整できなかったヒアリングを実施することにある。相談部門にかかわる人たちへのヒアリングを行う。予定は5月までに調整がついた。 2.平成26年度の研究費と合算したうえで、研究最終段階のまとめをめざして、研究所構想の予備実践とその修正のための検討会(会議)、支援システムの全体像を明文化していくうえにあたって、追加の文献・資料を入手したうえでの検討を行う。アルバイトをいれてまとめの小冊子を作成する。
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