空調や衣服による物理的な温度変化ではなく、TRPチャネル刺激による温度感受性を操作することによって擬似的に皮膚温度感覚の快適性を亢進することで快適な生活環境ならびに熱中症予防策を構築するために、客観的な温度感覚評価方法の確立を試みた。温度惹起にはメントールを用い、温度感覚変化と皮膚血管反応から最適なアプローチ方法を検討した。脳波計を用いた刺激方法によってメントールによってAδの活性を増大することを確認した。周期的温度刺激方法によって、最適な温度感覚評価領域を示すことができ、メントールによってその反応が増幅されることが確認された。
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