研究課題
挑戦的萌芽研究
衣服と皮膚の間の微小空間では、人間の発熱と発汗により生地を通しての複雑な熱と物質移動現象が起こっている。この空間は衣服内気候と呼ばれ、衣服の快適性に大きな影響を与えている。それゆえ、衣服内気候と快適性の関係を把握するためには、この空間における温度と濃度分布を正確に把握し、衣服を通しての移動特性を評価することが不可欠となる。本研究は、そのための新しい計測法としてホログラフィ干渉法と赤外線吸収法を組み合わせた計測法を提案し、本計測法の有効性を検討した。その結果、本計測法は衣服内気候を計測できる可能性を有すことを確認できるとともに、さらに満足できる測定法とするための課題を見つけることができた。
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The Open Applied Physics Journal, refereed Journal
ページ: 41-53
10.2174/1874183501205010054