住環境に配慮した新材料の開発を目的とし、竹粉・竹炭によるボードを作製した。小型ボードの試験結果から、曲げ強さが最大の値は成型温度が200℃から220℃のときであり、熱間顕微鏡観察からケイ酸ナトリウムの竹粉末表面へ溶解・結合が明らかになった。20cm角ボードの結果から、見掛け密度、曲げ強さ、吸水厚さ膨張率、表面硬さのそれぞれの試験結果から、220℃、20MPa、竹炭配合50%のとき(密度;0.6、曲げ強さ;30kg/cm2、吸水厚さ膨張率;5.2%、硬さ;1000N)最適なボードが得らた。また、評価試験結果は、JISによる品質を満たしており、市販の建築材料として活用できること示した。
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