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2013 年度 研究成果報告書

癌の転移を予防する食生活の探索

研究課題

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研究課題/領域番号 24650504
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 食生活学
研究機関女子栄養大学

研究代表者

平石 さゆり  女子栄養大学, 栄養科学研究所, 講師 (20150659)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2014-03-31
キーワード栄養学 / 概日リズム / 癌転移 / 食生活
研究概要

概日リズムを調節している時計遺伝子の発現は24時間周期の増減がみられるが、マウスを通常休息している昼間に摂食させると、時計遺伝子の発現ピーク時刻がずれ、肺への癌転移数が有意に増加した。また時計遺伝子の機能異常があるclock変異マウスでは野生型より癌転移数が有意に増えたことから、概日リズムが乱れると癌転移が亢進することが分かった。さらに通常とは異なる食事時刻が続くと、マウス肺の接着因子であるP-selectinとVcam-1の発現が亢進した。
以上により、規則正しい食生活が維持できないと時計遺伝子の概日リズムが乱れ、一部の接着因子の発現に影響が及んで、癌転移が亢進する可能性があると考えられた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2014 2012

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] 食餌摂取時刻がマウスの血栓関連因子の概日リズムに及ぼす影響2014

    • 著者名/発表者名
      平石さゆり、香川靖雄、大石勝隆、堀江修一
    • 学会等名
      第36回日本血栓止血学会
    • 発表場所
      大阪
    • 年月日
      2014-05-31
  • [学会発表] マウスの血栓関連因子の概日リズムに及ぼす食餌摂取時刻の影響2014

    • 著者名/発表者名
      平石さゆり、香川靖雄、大石勝隆、堀江修一
    • 学会等名
      日本薬学会第134年会
    • 発表場所
      熊本
    • 年月日
      2014-03-30
  • [学会発表] 時間栄養学からみたマウスにおける抗血栓機能の変動2012

    • 著者名/発表者名
      堀江修一、平石さゆり、紀室悠理、平岡真実、大石勝隆
    • 学会等名
      第13回Pharmaco-Hematologyシンポジウム
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2012-06-15
  • [学会発表] メラノーマ癌細胞のマウス肺転移に及ぼす食餌摂取時刻の影響2012

    • 著者名/発表者名
      平石さゆり、香川靖雄、堀江修一
    • 学会等名
      日本薬学会第132年会
    • 発表場所
      札幌
    • 年月日
      2012-03-29

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公開日: 2015-06-25  

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