研究課題
本研究では本学が特徴とする高専との連携教育という面を最大限に発揮し、高専学生、本学学部学生、大学院学生および若手教員が連携し、コンテスト形式という手法によって学生自らがアクティブに学ぶ事の出来る教育手法を開発するという目的の下で研究を行った。本年度においては、各高専において普及の進んできた3Dプリンタというツールを用い、様々な専攻、学年などの背景の異なる学生からなる混成チームを形成させ、それらが切磋琢磨しながらより興味深い問題解決をはからせた。特に本年度においては、ビジネスモデルの構築までを視野に入れ、3Dプリンタの持つ技術的な特徴、コスト、CADを利用したIT環境と3Dプリンタの連携、市民との協同による簡単ではあるが市場調査などを経験させるプログラムを構築することに成功した。この取り組みによって、広い視野で技学と科学の双方に見識の深い学生を育成するとともに、コンクール方式による相互研鑽を随時かつ継続的に与えることによって、コミュニケーション能力、先見性、交渉力、展開力、戦略性に富む技術者を育成することが出来た。学生に対するアンケート結果からもこのことが確認出来た。他方、高専から技科大に進学した学生において不足しがちで有りながら、21世紀の技術者において必要不可欠な経営学的または社会学的なセンスを涵養させることにより、真に実用的な研究能力を有する先導的技術者を育成することに成功した。本研究は短期間の研究であったが、高専ー大学ー大学院の継続性を活かした更に効果的な教育プログラムの構築への多くの着想を得ることに成功した。
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すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 4件)
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