客観的な量的評価を行うための問題開発では,(1)授業で実際に行った問題解決を再現し,それに加えて授業で扱わなかった発展的な課題を問う問題,(2)授業で扱った問題とは異なる文脈・場面で,授業で焦点を当てた数学的な考え方を問う問題を作成した。実施した結果,友達の考えを解釈して自分なりに表現できた,授業で見出した考えを活用して解決できた等の成果を得た。授業中のノート記述と学習感想による質的評価では,学習感想に(1)「授業で一番大切だと思ったこと」,(2)「今の自分の考えとはじめの自分の考えをくらべて,気がついたこと」の2つを記述させ,自己評価を児童自身が自分の学習に生かすことを目指した。
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