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2013 年度 実施状況報告書

「科学への低関与層」に明確にターゲティングした戦略的アプローチ手法の開発と体系化

研究課題

研究課題/領域番号 24650528
研究機関滋賀大学

研究代表者

加納 圭  滋賀大学, 教育学部, 准教授 (30555636)

研究分担者 菅 万希子  帝塚山大学, 経営学部, 准教授 (10612989)
水町 衣里  京都大学, 学内共同利用施設等, 研究員 (30534424)
キーワード科学コミュニケーション
研究概要

2年目に予定していた以下の2つの項目の実施、及び3年目に予定していた2つの項目への取りかかりを行った。2年目に予定していた2項目は以下である。3.「誰が、何を、いつ、どこで、なぜ、どのように」の5W1Hを明確に意図した戦略立案 4.参加者への質問紙調査とインタビュー調査を通して立案戦略に関するデータ収集
それにより、以下の成果が得られた。
3.「誰が、何を、いつ、どこで、なぜ、どのように」の5W1Hを明確に意図した戦略立案  昨年に引き続き「科学への低関与層」へアプローチするため、科学コミュニケーション分野で培われた知見を活用し、5W1Hを明確に意図した戦略立案を行った。
4.参加者への質問紙調査とインタビュー調査を通して立案戦略に関するデータ収集 立案戦略に基づいた科学コミュニケーション(SC)活動への「科学への低関与層」の参加割合を調べた。100以上のSC活動に関するデータ収集を行った。
3年目に予定していた2項目は以下である。5.立案戦略と参加者層との相関関係を見出し、さらに相関関係が正しいかを検証 6.「科学への低関与層」へアプローチする手法を体系化し、広く用いられるようにする これらの項目について以下の取りかかりを行った。5.立案戦略と参加者層との相関関係を見出し、さらに相関関係が正しいかを検証 収集したデータから立案戦略と参加者層との相関関係を見出し、最善の5W1Hの組み合わせをいくつか考案した。また、考案した戦略に基づいて改めて場づくりを行い、「科学への低関与層」にアプローチできているかを検証しはじめた。 6.「科学への低関与層」へアプローチする手法を体系化し、広く用いられるようにする Web等の手段を通じて、科学コミュニケーターや科学教育者等が広く使えるようにする方法について検討をはじめた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

二年目に予定していた実施項目を予定通り遂行し成果を得るだけでなく、三年目に予定していた検証についてもすでに実施し始めているため。

今後の研究の推進方策

引き続きデータ収集に務め、3年目に実施予定の「検証」および「体系化」を進める。

次年度の研究費の使用計画

当該年度の資料整理の謝金が当初予定していたよりも少なくて済んだため。
次年度の資料整理の謝金として使用する。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] 知識の状態を提示すること:再生医療にかんするグループインタビューにおける参与構造の分析2013

    • 著者名/発表者名
      秋谷 直矩, 水町 衣里, 高梨 克也, 加納 圭
    • 雑誌名

      科学技術コミュニケーション

      巻: 13 ページ: 17-30

    • 査読あり
  • [雑誌論文] サイエンスカフェ参加者のセグメンテーションとターゲティング2013

    • 著者名/発表者名
      加納 圭, 水町 衣里, 岩崎 琢哉, 磯部 洋明, 川人 よし恵, 前波 晴彦
    • 雑誌名

      科学技術コミュニケーション

      巻: 13 ページ: 3-16

    • 査読あり
  • [学会発表] Science Education to Science Communication in Japan2013

    • 著者名/発表者名
      Kei Kano
    • 学会等名
      Innovation of Study Specialisations by the Faculty of Science, University of Hradec Kralove
    • 発表場所
      Hradec Kralove Univ. (Czech))
    • 年月日
      20130829-20130829
    • 招待講演

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公開日: 2015-05-28  

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