大学の研究室に内在するハザードを、事故事例や巡視活動において指摘された改善事項を元に抽出した。それらのハザードについて、建物マップ上に表示するハザードマップを作成した。マップ上で薬品の位置、量、消火器、消火栓の位置などが分かるマップが作成でき、可視化しやすく、有効活用ができるものとなった。 また、それらの内在するハザードの危険性を理解するために、火災による煙の拡散や薬品の燃焼等を題材とした燃焼実験等を行い、教育用のビデオ作成を行った。 このハザードマップの活用と教材を活用した教育によって、構成員の意識向上を図るとともに、実際の災害に際しての備えを展開していく下地ができた。
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