従来から行われている機械設計製図の課題に制約条件を設け,進化的計算法の一つである遺伝的アルゴリズムを用いて最適形状を探索させ,その形状と学生の設計した形状とを比較し,そこで生じたずれを定量的に評価する方法を提案した。 近年,カリキュラムの改訂等により実験・実習系の授業の時間数が減少傾向にあり,短時間で効率の良い設計の指導が急務となっている。そこで,本研究では制約条件を満たした最適な設計を行うために,学生に繰返し計算をさせているが,最適な形状に近づいている設計計算になっているかをチェックし,近づいていない場合は支援(ナビゲート)する方法について提案し,有効性を確認した。
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