研究課題/領域番号 |
24650537
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
大津 忠弘 昭和大学, 医学部, 准教授 (10325087)
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キーワード | 医療系学生 / 専門教育 / 生活習慣 / メンタルヘルス / 学業成績 / 質問紙調査 |
研究概要 |
1、全国調査データを用いた医学生のメンタルヘルスに関する論文の投稿、生活習慣及び昼間の過度の眠気に関する論文の執筆・学会演題登録 本研究課題を申請する端緒となり、研究遂行上密接に関連する平成18年度に実施された全国調査のデータを用いた医学生のメンタルヘルスに関する論文をActa Medica Okayamaへ投稿した(受付:平成25年12月5日、査読者の指摘を踏まえ修正稿(再)を作成中)。また、同データの追加解析から医学生の生活習慣及び昼間の過度の眠気に関する論文原稿の執筆を進め、それらの骨子を抄録とし第24回日本疫学会学術総会(平成26年1月23日(木)~25日(土)開催)及び第87回日本産業衛生学会(平成26年5月21日(水)~24日(土)開催予定)へ演題を登録し採択された(しかしながら、前者については研究代表者の体調不良により発表当日に学会参加できず取り下げに)。 2、質問紙調査票(案)の作成と倫理委員会への申請・承認 国内外での先行研究等の知見を参考に、本研究で実施する本学の医学部・歯学部・薬学部に在籍している第2学年の学生を対象とする2回分の質問紙調査票(案)を作成した。調査の実施許可を得るため、学内に設置されている医学部と歯学部の各倫理委員会への申請を行い承認を得た(医学部:平成25年9月3日付け・承認番号1426号、歯学部:平成26年2月25日付け・承認番号2013-041号)。 なお調査の実施には、薬学部の倫理委員会への申請・承認の後、学部長会に諮問し了承される必要がある。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究代表者の病気欠勤・休職(平成25年6月中旬~7月下旬、平成25年12月下旬~平成26年2月下旬)により薬学部の倫理委員会への申請及び学部長会への諮問ができなかったことから、平成26年3月に実施予定であった1回目の質問紙調査を1年間先延ばしにせざるを得なかった。
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今後の研究の推進方策 |
1、医学生のメンタルヘルス・生活習慣及び昼間の過度の眠気に関する論文の受理(公表)・投稿 研究実績の概要の1に示した医学生のメンタルヘルスに関する論文については、平成26年度内に受理(公表)されることを目指す。また、生活習慣及び昼間の過度の眠気に関する論文原稿を仕上げ、医学教育関連の英文誌に投稿する(平成26年末までを目途)。 2、倫理委員会への申請(再/新)・承認と調査実施許可を得 質問紙調査の実施が延期となったため、医学部と歯学部の各倫理委員会に研究計画等の修正願いを申し出て承認を得た後、薬学部の倫理委員会へ申請する。さらに学部長会へ諮り、平成26年末までには最終的な調査実施の許可を得る。 3、質問紙調査の実施 1回目の質問紙調査を平成27年3月に実施する。なお、2回目の調査は本研究課題の期間外となるが、平成28年1月に行う予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
本年度は前年度未使用額も含め、論文投稿のための英文校正代や質問紙調査票の準備等に係る文具及び関連する書籍・資料代として、ほぼ想定通りに研究費を使用した(次年度使用額は3,319円である)。 論文執筆・投稿に係るものとして英訳及び英文校正費用・掲載料及び別刷代に研究費を使用する予定である。 質問紙調査票の印刷に係るものとしてA4用紙・印刷トナーに、調査票の配布と回収に係るものとして封筒や他の文具等に、研究費を充てる予定である。 なお、医学・医療教育について幅広い知識を得て本研究の成果発表に活かすため、関連する書籍や資料代、あるいは必要に応じて各学会が開催するワークショップへの参加費等に活用することも検討中である。
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