授業における理解度向上のため、学生の反応・理解度に応じ進行を柔軟に変更できる「連続的かつ 非線型」なプレゼンテーション 環境を開発することを目的とした。対象となった講義は1年生向けにコンピュータ基礎を教える専門科目である。授業や説明の進行に沿った画面遷移の手法として、従来のスライド(ページ)単位の切り替えや、キャンバスプレゼンテーション手法における極端な拡大縮小よりも、本研究が提案するシンプルな上下方向のスクロールの方が受け入れられやすいことが判明した。提案手法は被験者アンケートにより、従来のスライドを用いたプレゼンテーションよりも高い評価を得た。
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