本研究における成果は下記の3段階の確認である.(受A)視線表現ができる小型移動ロボットを複数台用意し,ロボット間で人のコミュニケーションを真似するジェスチャをすると,それが被験者に理解できる場合がある.(受B)そのジェスチャに被験者にとって未学習の外国語会話を加えると,その会話内容が学習できる場合がある.さらに(能)被験者を会話に参加させるシナリオにすると,正しく会話に参加できる場合がある.これにより,(受A)(受B)(能)の3段階を8割以上の被験者が達成できるシナリオがあることを示せた. つまり,ロボット教師でもダイレクトメソッドにより被験者に外国語会話学習をさせられるものがあることを示せた.
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