アナログワールドに生きる自己とそのデジタルワールドでの投影であるデジタルマイセルフの「内的・外的オーセンティシティ (Internal and External Authenticity)」の形成を進めるために以下の項目を実施した: (1) 昨年度に引き続き,HEC Montreal 大学が開発したオープンソース eポートフォリオシステム WAD (現 Karuta) を用いたeポートフォリオ基盤開発を行うとともに,連携体制を構築している米国 Three Canoes 社の ESL (English as a Second Language) 専門家とともに Karuta ベースでボキャブラリ形成実験のためのプロトタイプシステムを構築した. (2) オーセンティシティの形成に必要となるインタラクションデータのセンシングをオープンスタンダード方式として IMS Leanring Global Consortium が策定を進めている Caliper で行うための調査・検証を進めた. (3) 評価実験の実施に向けて京都大学の学部・大学院レベルの学生の積極的な参加を募るため,「コンテキストアウェアコース管理システム uClassroom」のサーバ側コンポーネントである日本語版 Sakai をベースにした学習支援システムの改善を進めた. (4) 語学学習に係るビデオ教材を格納するため,オープンソースビデオプラットフォーム Kaltura を用いた教材配信サーバの構築・検証を進めた.
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