研究課題/領域番号 |
24650560
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
穗屋下 茂 佐賀大学, 全学教育機構, 教授 (70109221)
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研究分担者 |
岡島 俊哉 佐賀大学, 文化教育学部, 教授 (60224002)
早瀬 博範 佐賀大学, 文化教育学部, 教授 (70173052)
藤井 俊子 佐賀大学, 全学教育機構, 准教授 (70595305)
山内 一祥 佐賀大学, 全学教育機構, 講師 (90626516)
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キーワード | 教育工学 / LTD / 授業支援 / グループワーク / ICT活用教育 / 情報教育 / eラーニング |
研究概要 |
学生チューターを育むために、『授業支援入門』を全学教育機構の基本教養科目(2単位)として開講した。協同学習の専門家である先導的な3名のゲストテーチャーを招き、模範授業を実施して、学生に各種の協同学習を取り入れた授業を体験させた。授業ではグループワークを併用しながら、学生に主体的に考えさせ、振り返りながら学習させ、予習とミーティングを併せたLTD話し合い学習法を体験させ、ブレインストーミングを使って「大学での深い学びを行うには何が必要か」等についてまとめさせた。また、ルーブリック等を用いて、授業を受けた学生の自己評価、相互評価、目標到達度を図ることも試みた。 授業支援のためのVOD型eラーニング教材を制作した。本学の教職員が学外からでもアクセス可能なWeb版(Moodle)で教職員が気軽に閲覧できる環境を構築した。本研究では「LTD話し合い学習法」「ブレインストーミング」「PBL/TBL」「クリティカル・シンキング」「ロジカル・ライティング」など11の項目について、教職員が活用可能な授業スキルの事例のeラーニング教材化を推進した。DVD版も作成した。なお、学内のeラーニングサイトで、本学の全教職員及び学生チューター向けに公開した。 本学では、2013年度入学生から全学統一英語能力テストの実施を決定し、そのテストとして「TOEIC-IP」を利用することになった。初級クラスに振り分けられると英語能力を強化するために、eラーニングで学習する「e-TOEICコース」での自学学習が義務付けることにした。e-TOEICコースは、本研究とも連動させ、履修生の学習進捗状況を逐次監視するようにした。決められた期日までに学習範囲を把握して学習計画をたて、学習期日を厳守しながら自学学習を進めていかなければならないようにした。学習支援は、事務職員と学生チューターとの連携プレイで行った。
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