研究課題/領域番号 |
24650563
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研究機関 | 白鴎大学 |
研究代表者 |
赤堀 侃司 白鴎大学, 教育学部, 教授 (80143626)
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研究分担者 |
安西 弥生 九州大学, 附属図書館 付設教材開発センター, 准教授 (70202778)
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キーワード | 学習デバイス / 学習効果 / イメージ / ノートテイキング / 二重符合化説 |
研究概要 |
平成25年度については、以下の通り研究を行った。 学習目標として、レポート作成・小論文・発表において、携帯情報端末併用学習システムが、通常の紙による学習に比べて有効かどうかを、実験した。 被験者については、人数は10名(5名は通常の紙による学習、5名は携帯情報端末併用学習システムによる学習)で行った。期間については、3か月行った。教材については、ゼミで発表する研究論文を用いて、実験した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
本研究については、3つの実験を行った。 1、ゼミの時間を用いて、スマホのカメラ機能を用いたスマホ群と、ノートテイキングを行うノート群に分けて、三か月の実験を行った。 2、東京都内の大学生60名を募集し、上記のスマホ群とノート群に分けて、学習効果の実験を行った。 3、スマホ群の中で、シャッター音のあり・なしによる差の実験を行った。
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今後の研究の推進方策 |
平成25年度の研究をさらに継続し、信頼性を増すための実験を以下の通り行う。 1、ゼミの時間を用いて、スマホのカメラ機能を用いたスマホ群と、ノートテイキングを行うノート群に分けて、実験を行う。 2、学習直後における学習効果と、一か月後における学習効果について、比較実験を行い、スマホ群とノート群のどちらが記憶の保持に有効かを検証する。
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次年度の研究費の使用計画 |
平成25年度においては、ゼミの学生を中心に実験を行った。このため、謝金が予算よりも少なかった。また、データの分析などにおいても、既有のパソコン等で処理したので、特に経費が掛からなかった。来年度、研究補助員を雇って、実験を行うので、そのための謝金が必要である。 平成26年度においては、研究補助員を雇って、教材の作成、テストの実施、テスト結果の分析などを行い、研究をまとめる予定である。また、得られた結果については、論文誌等に投稿して、成果を公表する予定である。
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