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2013 年度 実績報告書

コーチングを用いたコミュニケーション・スキルの自己学習支援システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 24650572
研究機関京都産業大学

研究代表者

森藤 ちひろ  京都産業大学, 経営学部, 講師 (10529580)

研究分担者 高橋 敬子  兵庫医科大学, 医学部, 准教授 (50309449)
鈴木 敬一郎  兵庫医科大学, 医学部, 教授 (70221322)
キーワードコーチング / 自己学習支援 / コミュニケーション / 自己効力感 / 自己認識 / 価値観
研究概要

医療従事者には、患者あるいは他の医療従事者との関わりにおいて高いコミュニケーション能力が求められる。近年、医療現場ではコーチングの有効性が認知されつつあり、効果的なコミュニケーションを行うためにコーチング・スキルが求められているが、その習得には、コーチングの体験が重要と言われている。本研究は、学習者がコミュニケーション・トレーニングを行う中で、コーチング・コミュニケーションを経験的に学ぶ自己学習支援システムの開発を目的とし、システムとコンテンツの開発を行った。
本研究で開発したシステムは、「自ら考え行動する能力をひきだす」というコーチングの考え方を取り入れ、学習者が失敗を恐れず安心してコミュニケーション・トレーニングを行い、そのフィードバックを受け、トレーニング・プロセスを通じて自分の成長に気づき、効果的に能力を高めることを意図している。医療従事者がこのシステムでコミュニケーションを学びながらコーチングを経験することによって、患者の自発的な行動変容を促すコーチング・コミュニケーションを体得することを支援するものである。
システムは、コミュニケーションの背景にある自己認識や価値観を確認するコーチングのアセスメントシートとコミュニケーション・トレーニングの2部から成る。コミュニケーション・トレーニングの部分は3段階に分かれ、ステップ①「コーチング・コミュニケーションの総論・各論と確認問題」、ステップ②「場面設定におけるコーチング・スキルのトレーニング」、ステップ③「患者ヒアリングに基づいたシナリオを用いたコーチング・フロー・トレーニング」で構成されている。学習者への評価及びフィードバックは、テキストとレーダーチャートで提示され、設問やフィードバックの内容は、修正や追加が可能である。このシステムは、患者へのコーチングや他のサービス従事者のトレーニングにも活用が可能である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] サービス消費における顧客満足と関係性管理2013

    • 著者名/発表者名
      森藤 ちひろ
    • 雑誌名

      繊維製品消費科学

      巻: 54 ページ: 537-542

    • 査読あり
  • [学会発表] The Effects of Medical-Institution Websites on Consumer Attitudes: Consumer-Log Data Analysis of an Experimental Website2013

    • 著者名/発表者名
      Chihiro Morito, Shoji Yamamoto
    • 学会等名
      International Conference on Communication in Healthcare
    • 発表場所
      Montreal, Quebec, Canada
    • 年月日
      20130929-20131002

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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