建築構造に関する教育は、専門性や理解度などの点で十分と言えない。そこで、本研究は、建築構造に関する専門性の高い知識を習得することを目的とした、新しい教育方法を開発する。 はじめに、建築構造教育に関するこれまでの研究を調べた。次に、短期大学の学生を対象としたアンケート調査を実施した。これらの結果から、模型実験ツールとCAIシステムを組み合わせた新しい教育方法を提案した。模型実験ツールの中で、大きな特徴は、応力発光材料を使うことである。このツールは、応力の分布を可視化できる可能性がある。そこで、応力発光材料の適用性を圧縮実験および曲げ実験によって確かめた。
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