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2013 年度 実績報告書

非接触IC技術を活用したスマートデバイスによるデジタル教材の提示と評価

研究課題

研究課題/領域番号 24650575
研究機関国立教育政策研究所

研究代表者

榎本 聡  国立教育政策研究所, 教育研究情報センター, 総括研究官 (20342610)

キーワードNFC / QRコード / スレート型PC / デジタル教材 / 学習履歴 / 非接触IC
研究概要

平成24年度に開発した「NFC(Near Field Communication:近距離無線通信)とQRコードを活用した教材提示システム」に対して,平成25年度は,学習履歴を記録する機能と,管理機能を追加開発した。
学習履歴を記録するために,さらに学習者を特定するための学習者ログイン,学習履歴の(クライアントへの)保存,学習履歴の(サーバへの)送信,の各機能を開発した。学習者ログインでは,NFCとQRコードの両者で行えるようにした。また,後述する(教師が使用する)管理機能において,サーバ上の学習履歴ファイルを表示,保存できるようにした。学習に使用するデジタル教材は,平成23年度に制作した「教育の情報化支援サイト」で公開しているものを想定しており,インターネットに接続して学習することが前提となるため,学習履歴をサーバ上で集約,管理することとした。
管理機能では,学習者ログイン用のNFCカード及びQRコードの発行,デジタル教材表示用のNFCカード及びQRコードの発行,前述の学習履歴ファイルの表示・保存機能を開発した。
NFCカードとQRコードの利便性等の違いについて検討する予定であった。しかし,QRコードの認識機能の精度を上げることができず,QRコードを読み込むことに一定の時間(スレートPCを持って静止する必要がある)や,慣れが必要となってしまった。このため,本システムにおいては,NFCカードが優位であることが明らかである。
学会における報告では,単なるリンク集を利用した場合と本システムを利用した場合の違いについて,検討するべきとの指摘を受けた。また,学習者ではなく,教師の教材準備の負担軽減に資するのではないかとの意見もあった。これらについては,今後の課題である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013 その他

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] キーボード不要のデジタル教材提示システムの開発2013

    • 著者名/発表者名
      榎本聡
    • 学会等名
      日本教育工学会
    • 発表場所
      秋田大学
    • 年月日
      20130920-20130922
  • [学会発表] 「QRコード」及び「FeliCa Lite カード/シール」を利用したデジタル教材の簡易表示システムの開発

    • 著者名/発表者名
      榎本聡
    • 学会等名
      電子情報通信学会教育工学研究会
    • 発表場所
      広島大学

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公開日: 2015-05-28  

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