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2012 年度 実施状況報告書

地域レベルでの地理空間情報流通のための実証実験

研究課題

研究課題/領域番号 24650602
研究種目

挑戦的萌芽研究

研究機関九州大学

研究代表者

三谷 泰浩  九州大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20301343)

研究分担者 池見 洋明  九州大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (90380576)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード地理情報システム / 地理空間情報
研究概要

今年度は,まず,「地理空間情報流通のための実証実験を行うための体制づくり」として,地理空間情報の取り扱いやその利用方法について検討し,利用規約の作成を行った。さらに,地理空間情報の収集,メタデータの作成,情報の流通を行うためのプラットフォームの構築を行った。プラットフォームの基本構成は,利用者と直接やりとりをするインタフェース部と地理空間情報を登録・蓄積するデータベース部の2つで構成することとした。インタフェース部では、利用者のシステム環境に依存しないようインターネットブラウザ上で動作するWIKIを利用したWeb登録システムを構築した。これにより、利用者はインターネット環境さえあれば登録されたユーザID とパスワードにより,システムを利用することが可能となる。データベース部は,流通する地理空間情報そのものを格納しており,インタフェース部を通して,閲覧,ダウンロードが可能な仕組みを構築した。また,最近では,スマートフォンなどを活用したデータの利用も増加していることから,利用者を3つのカテゴリーに分け,それぞれの利用者がそれぞれの権限で地理空間情報を利用できる環境を構築した。さらに,構築したプラットフォームについて,複数の自治体に実際に活用してもらい,その使い勝手等の実証実験を行い,課題の抽出を行った。その結果,現状レベルでの活用は十分であるが,地理空間情報の公開の権限,セキュリィティなどの点で幾つか問題があることが明らかとなった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

使用するGISのシステムのバージョンアップにより,予定していたシステムよりさらに高度なシステムの構築を検討できた。そのため,システムの構築に重点をおいた研究を行った。

今後の研究の推進方策

今年度は,主として流通実験のための体制作りを行い,福岡県内の各自治体,民間に参画の依頼を行う。また,流通実験の参画を通して,データの収集,メタデータの作成に重点をおいた研究を行う予定である。

次年度の研究費の使用計画

該当なし

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013 2012

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 行政と連携した新しい津波ハザードマップの提案2013

    • 著者名/発表者名
      村岡直紀,三谷泰浩,池見洋明,月原雅貴
    • 学会等名
      土木学会西部支部
    • 発表場所
      熊本市
    • 年月日
      20130309-20130309
  • [学会発表] GISを用いた洪水ハザードマップの高度化に関する研究2012

    • 著者名/発表者名
      月原雅貴,三谷泰浩,池見洋明,村岡直紀
    • 学会等名
      地理情報システム学会
    • 発表場所
      広島市
    • 年月日
      20121013-20121014

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公開日: 2014-07-24  

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