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2013 年度 実施状況報告書

地域レベルでの地理空間情報流通のための実証実験

研究課題

研究課題/領域番号 24650602
研究機関九州大学

研究代表者

三谷 泰浩  九州大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20301343)

研究分担者 池見 洋明  九州大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (90380576)
キーワード地理情報システム / 地理空間情報
研究概要

昨年度構築したWIKIを利用したWeb登録システムを利用して運用していたが,地理空間情報の公開の権限,セキュリィティ上の問題,データベースとの連携などの点で問題点が明らかとなったため,今回,新しいポータルサイトをNetCommonsを活用して構築した。また,WebGISとして利用しているArcGISサーバがバージョンアップしたことから,新しい仕組みを構築した。本システムでは,利用者を3つのカテゴリー(一般使用,自治体内部使用,自治体内部高度利用)に分け,それぞれの利用者がそれぞれの権限で地理空間情報を利用できる環境を再構築した。さらに,構築したプラットフォームについて,2つの自治体に試験運用をしてもらい,その使い勝手等の実証実験を行い,課題の抽出を行った。また,これら2つの自治体に対してはデータ利活用のための技術的指導を行い,各種アプリケーションの開発を行った。
さらに,広く流通実証実験への参加者を募るため,福岡県内の自治体を対象としたシステムの説明会を開催し,流通実証実験への参画を募集した。現在は,各自治体内での参加への調整を行っており,次年度以降,流通実証実験を拡大する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

システムの安定した運用が可能となり,今後は,自治体の流通実証実験への参加を募る段階である。また,自治体に特有のアプリケーションをSilverlightを用いて開発し,これらを提供することで,GISプログラムを保有しない自治体においてもWebアプリケーションを通して使用できる環境を提供することができた。

今後の研究の推進方策

今後は,流通実証実験に参画する自治体数の拡大を図り,実施する流通実証実験に対するデータ利用者向けのアンケートを実施する。これは,実証実験システムの運用によるデータ利用者にとって効果(メリット)が得られたかを確認するとともに,今後の流通システムの運用の仕組み,問題点を探るために実施する。アンケートにあたっては,回答者の回答しやすさを考慮して,多くの設問の回答を選択式として一部に自由記述式の回答を含む形式で作成する。また,アンケートからだけでは推定できない問題点については,実証実験の期間中に実験参加者と打ち合わせ,会議を行い,問題点の抽出を図る。以上の対応により,地理空間情報流通市場を醸成するための方策を探る。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Construction of a GIS Comprehensive Base System for the Development, Circulation and Utilization of Geospatial Information2013

    • 著者名/発表者名
      Poppy Indrayani, Yasuhiro Mitani, Ibrahim Djamaluddin, Hiro Ikemi
    • 学会等名
      International Symposium on Earth Science and Technology 2013
    • 発表場所
      Fukuoka
    • 年月日
      20131203-20131204

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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