研究課題/領域番号 |
24650633
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
牧 昌次郎 電気通信大学, 情報理工学(系)研究科, 助教 (20266349)
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研究分担者 |
丹羽 治樹 電気通信大学, 学内共同利用施設等, 教授 (20135297)
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キーワード | バイオイメージング / ホタル生物発光 / 発癌 / 癌転移 / 再生医療 / 脳神経 / 有機合成 |
研究概要 |
現在のところまで,ホタル生物発光の発光波長を制御するポイントとして,左環芳香環部分の炭素原子を窒素原子に置き換える事で発光波長を長短できる事を発見している.実際に,帆当たる生物発光の長波長発光基質アナログで実用化しているアカルミネの芳香環部,ジメチルアミノ基オルト位の炭素原子を窒素原子に置き換えると約30nm程度生物発光が短波長シフトするが,同基メタ位で同様の事を行っても波長にあまり影響がない事がわかった.これを元に,アカルミネの課題であった低水溶性を解決した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ホタル生物発光系における化学構造による発光波長変換に成功した例を見つけることができている.ホタル生物発光基質アナログの芳香環部位の炭素原子を1つ窒素原子に置き換える事で,その置換位置により,50nm程度の生物発光波長の人為的な長短に成功した.これは,既に確立している技術とは異なる変換手法での短波長化と長波長化であり,新しい方法と考えている.
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今後の研究の推進方策 |
新たな人為制御の目安がえられたので,もう少しこの目安について,考察をふかめてゆき,実用性を付与したい.
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