研究課題
挑戦的萌芽研究
この研究は、ヒトがんに高頻度に見られる変異p53特異的に細胞死を引き起こす標的分子を発見することが目的である。ヒト悪性腫瘍で高頻度変異であるR175H変異p53を誘導発現するSF126細胞にレンチウイルスshRNAライブラリーにより網羅的に遺伝子発現をノックダウンし、R175H変異p53特異的細胞死遺伝子としての候補遺伝子を複数発見した。個々の候補遺伝子に対応するsiRNAを導入し、真に変異p53特異的に細胞死を引き起こす遺伝子としてID1遺伝子を同定した。将来、ID1遺伝子産物の阻害薬の開発に成功すれば、臓器横断的な新しいがん薬物療法の開拓に貢献しうる。
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Oncol Rep
巻: 31 ページ: 1043-1050
10.3892/or.2013.2953