本研究ではOCT(Optical Choherence Tomography)と呼ばれる光断層画像法およびバイオスペックルと呼ばれる生体内部の物質の輸送や微細構造の変化を反映する動的な光散乱現象に基づいて新規な機能的断層画像観測システムを構築した。これら2つの技術を統合し、細胞の活性状態をを3次元的に高感度に観測可能なシステムを構築し、オゾンなどの環境ストレス下の植物に対して、影響評価手法としての可能性を検討した。 信号評価法として、バイオスペックル信号の変動(標準偏差)に基づいた画像化法および、バイオスペックル信号の自己相関関数を求めその相関時間を解析する手法を提案し有効性を検証した。
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