• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2014 年度 実績報告書

採血時間に依存しない高速性・安定性を備えた被ばく線量評価バイオマーカー

研究課題

研究課題/領域番号 24651042
研究機関弘前大学

研究代表者

三浦 富智  弘前大学, 保健学研究科, 准教授 (20261456)

研究分担者 葛西 宏介  弘前大学, 保健学研究科, 助教 (50400148)
吉田 光明  弘前大学, 被ばく医療総合研究所, 教授 (60182789)
中田 章史  北海道薬科大学, 薬学部, 講師 (70415420)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード緊急被ばく医療 / バイオドシメトリー / バイオマーカー / 放射線 / メタボロミクス
研究実績の概要

被ばく線量評価法のゴールドスタンダードである二動原体染色体(DIC)法や,血清中バイオマーカーでは,培養・解析に時間を要することや経時的変化が著しいなどの課題があり,大規模な放射線被ばく事故を想定した場合対応が困難となることが考えられる。本研究では,急性被ばくモデルマウスの末梢血リンパ球におけるメタボロミクスを行い,既存の評価法が抱える問題点を解決する新規バイオマーカーの探索を行った。C57BL/6Jマウスに,0.75Gyおよび1.5GyのX線(1.0Gy/min)を照射し,7日後に採血した末梢血の分離リンパ球をconcanavalin A およびphytohaemagglutinin 刺激下で24時間培養した。培養後に細胞浮遊液を回収し,高速液体クロマトグラフィおよび四重極・飛行時間型質量分析計(Q-TOF/MS/MS)により培養上清および細胞抽出液中の代謝物を網羅的に分析し,さらにMarker View(AB SCIEX)による主成分分析(PCA)を行った。培養上清および細胞抽出液中の測定の双方で,positive modeおよびnegative modeにおいて非照射群,0.75Gy照射群,1.5Gy照射群のグルーピングが可能であった。本解析により,被ばく線量評価マーカー候補となるメタボライトが複数検出された。

URL: 

公開日: 2016-06-01  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi