研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究は、放射線によるテロメア脆弱化と遅延性染色体組換えとの関係を探るために行った。その結果、0.5Gy以上のX線被ばくにより、テロメアFISHで検出されるテロメアシグナル数増加異常が線量依存的に誘発されることが明らかになった。これに対し、シグナル数減少異常は、X線被ばくによる影響はみられなかった。一方、被ばくヒト染色体の移入実験から、2Gy以上のX線を被ばくしたヒト染色体は、被ばくしていないマウス細胞内で遅延性に組換えを起こす頻度が有意に高くなることが明らかになった。これらの結果は、放射線被ばくによるテロメア脆弱化と遅延性染色体組換え誘発との関係を探るための有力な糸口を提供している。
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