緑潮を形成するアオサから得られた多糖「ウルバン」および海外の侵略的外来種ワカメから得られる多糖「アルギン酸」からソフトマテリアルを開発した。キトサンと酸性多糖とのポリイオンコンプレックス形成によって得られたゲルは水溶液中の重金属イオンの除去が可能であった。また、血液浄化材料への応用をめざし、尿素やアルブミンとの吸着を調べたところ、尿素については吸着除去するがアルブミンを吸着しないことが示された。 ウルバンおよびアルギン酸から発泡ウレタンと未発泡のウレタンを合成し、銅イオンの吸着除去を行ったところ、最大で72.7%の除去率を示した。
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