研究課題
挑戦的萌芽研究
日本大学電子線利用研究施設(LEBRA)のパラメトリックX線源(PXR)を用い、コーンビーム拡大効果とX線位相コントラスト法の一種である回折強調型イメージング(DEI)が両立することを実験的に確かめた。実際に21%の拡大率を持った位相勾配像が得られた。またDEIの高度化として、X線が試料物質から受ける小角散乱を利用したイメージングを試み、これに成功した。試料として発泡スチロールを用い、X線エネルギー25.5keVで実験を行った結果、密度が非常に小さくX線の吸収がほとんど無い発泡スチロールで比較的強いコントラストが得られ、通常のX線像とは本質的に異なる情報が像が反映されることがわかった。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 2件)
Journal of Instrumentation
巻: Vol. 8 ページ: 1-13
10.1088/1748-0221/8/08/C08001
Nucl. Instr. and Meth. B
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