研究課題
挑戦的萌芽研究
アインシュタイン・ドハース効果を利用し、スピン注入によって駆動する有機分子モーターを実現することを目的とした研究を行った。有機分子の回転を走査トンネル顕微鏡(STM)の探針からのトンネル電流で駆動し、同時にSTMで観察するためには、分子に対する回転軸を導入することが不可欠である。Au(111)表面のヘリングボーン構造に自発的に形成される単原子不純物が回転軸の役割を果たし、このサイトに優先的に吸着した白金ポルフィリン分子誘導体がローターとなって再現性の良い回転動作を示すことを見出した。
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Nanoscale Res. Lett.
巻: vol. 8 ページ: 167(1-4)
DOI:10.1186/1556-276X-8-167
ACS Nano
巻: vol. 7 ページ: 1317-1323