研究課題
挑戦的萌芽研究
瀬戸内海中央部で、本州側と四国側の防波堤先端に沿岸音響トモグラフィー装置(音響局)を各1台、海中設置し、音響局間で12次のM系列で位相変調した周波数4kHzの音波を5~10分間隔で送受信した。そして、音波の伝播時間差を、GPSを利用した高精度クロックシステムで精密計測し、本海域を通過する潮汐波が海面下に誘起する潮流を、1cm/sの精度で計測した。流速の計測精度1cm/sは海面変位約2cmに相当するため、非常に弱い潮汐波による海面変位対しても計測可能となる。研究期間中、津波は発生しなかったので、同じ海面重力波である潮汐波を代わりに計測した。本研究により音響津波流速計の有効性を実証できた。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (4件) (うち招待講演 1件)
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