本研究においてはRNA内のシトシンを位置特異的に5-メチル化する酵素の酵素活性部位を任意のRNA結合タンパク質に結合することでRNA特異性を与え、bisulfite法により非メチル化シトシンと区別することにより、5-メチル化されたRNAの同定を通してRNA結合タンパク質のターゲットを同定することを目指した。反応条件、酵素発現系の至適化により、一部の培養細胞過剰発現系において本手法が実施可能であることが示唆された。初代培養細胞等においても適用できる修飾酵素の同定を引き続き実施するとともに、当初目標を修正し過剰発現系を用いて種々のRNA結合タンパク質のターゲットの同定を実施している。
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