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2013 年度 実績報告書

Gene dosageを利用したマウス個体でのNotchシグナル活性の調節

研究課題

研究課題/領域番号 24651230
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

別所 康全  奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 教授 (70261253)

キーワードNotchシグナル / 遺伝子発現 / ノックインマウス / 体節形成
研究概要

動的な生命現象の動作原理を解析するためには、細胞内シグナル活性を操作することは有効である。しかしそれを安定的かつ定量的に制御することは困難である。我々はマウスにおいてNotchシグナル活性をGene dosage効果によって、遺伝学的に増強させたマウスを作製する。Notch1遺伝子を本来の遺伝子座で重複させるために、本来のNotchシグナルの時空間的制御を保ったまま、シグナルはエンハンスされる。我々のこれまでの研究で、体節周期を制御する遺伝子発現振動の周期が、Notchシグナル活性に依存して変化することが明らかになってきたが、本研究で作製する遺伝子改変マウスを使えばNotch活性を安定的かつ定量的に変化させることができるので、その相関を定量的に解析することができる。マウスNotch1遺伝子を重複させた遺伝子改変マウスの作製を開始した。Notch1遺伝子の上流の約13.5kbを遺伝子調節領域と考え、その上流にNeoカセットを伴ったLoxP配列を、ホモロガスコンビネーション法によって、ES細胞のゲノムに導入する。また、Notch1遺伝子の下流にPuromycine耐性遺伝子カセットを伴ったlocP配列を同様にES細胞に導入する。両変異が導入された日にCreレコンビナーゼを導入されたES細胞に発現させ、アリル間組み替えをおこさせる。現在変異ベクターを作製し、ホモロガスリコンビネーション法による遺伝子組み換え実験を試みたが、正しく組み替えが起こったES細胞クローンが現時点でとれていない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2014 2013

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件)

  • [雑誌論文] An anterior limit of FGF/Erk signal activity marks the earliest future somite boundary in zebrafish.2014

    • 著者名/発表者名
      Akiyama et al.
    • 雑誌名

      Development

      巻: 141 ページ: 1104-1109

    • DOI

      10.1242/dev.098905

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 3’UTR-dependent regulation of mRNA turnover is critical for differential distribution patterns of cyclic gene mRNAs.2014

    • 著者名/発表者名
      Nitanda et al.
    • 雑誌名

      FEBS J

      巻: 281 ページ: 146-156

    • DOI

      10.1111/febs.12582

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Retinoic acid controls proper head-to-trunk linkage in zebrafish by regulating an anterior-posterior somitogenetic rate difference.2014

    • 著者名/発表者名
      Retnoaji et al.
    • 雑誌名

      Development

      巻: 141 ページ: 158-165

    • DOI

      10.1242/dev.097568

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Celf1 is required for formation of endoderm-derived organs in zebrafish.2013

    • 著者名/発表者名
      Tahara et al.
    • 雑誌名

      Int. J Mol. Sci.

      巻: 14 ページ: 18009-18023

    • DOI

      10.3390/ijms140918009

    • 査読あり

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公開日: 2015-05-28  

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