研究課題/領域番号 |
24651264
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
徐 岩 宮崎大学, 医学部, 准教授 (40506763)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 生体分子 / 可視化 / バイオテクノロジー / 核酸 / 糖 |
研究概要 |
申請研究は光の持つ高い空間的ならびに時間的分解能を活用して、癌細胞を可視化する蛍光プローブを有機化学に基づいて開発することを目的としている。小さな有機プローブ分子が癌細胞上で極めて効率的かつ特異的クリック反応することにより癌細胞を光らせ、リアルタイムに微小癌を検出する。本年度は、トレーサとしてのアルキンを有する糖や核酸誘導体の有機合成、またクリック反応によって蛍光を発するアジド基を持つクマリン分子の創製を進めた。その結果、クリック化学による染色体DNAのマルチカラーイメージングに成功した(日本化学会第93回春季年会)
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究は、トレーサとしてのアルキンを有する糖や核酸誘導体の有機合成、またクリック反応によって蛍光を発するアジド基を持つクマリン分子の創製が第一段階である。本年度は、トレーサとしてのアルキンを有する糖や核酸誘導体の有機合成、またクリック反応によって蛍光を発するアジド基を持つクマリン分子の創製を進めた。その結果、クリック化学による染色体DNAのマルチカラーイメージングに成功した(日本化学会第93回春季年会)
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今後の研究の推進方策 |
本研究は、トレーサとしてのアルキンを有する糖や核酸誘導体の有機合成、またクリック反応によって蛍光を発するアジド基を持つクマリン分子の創製が第一段階である。そしてこれを基盤にした第二段階として、蛍光プローブ、光反応性およびクリックケミストリーを利用して細胞内でのイメージングに展開していく。さらに、物動試験、安全性試験(毒性試験)、臨床試験へと展開し、最終的に革新的可視化技術としての蛍光分子イメージングプローブの承認申請を目指す。
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次年度の研究費の使用計画 |
研究経費の主たる部分を占める設備費について、細胞内にプローブ分子を導入する自動マイクロインジェクターには、これからの研究計画を進める上で必要な設備である。さらに、細胞を用いて実験するため、細胞培養は1年を通し常に行うことが予想され、そのための費用として、培地、血清、添加剤代を試算した。分子生物学試薬が必要である。その他試薬や消耗品類は、チューブなどで、サンプル調整のために必須のものである。
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