沖縄島で捕獲されたグリーンアノール(Anolis carolinensis)608個体のSalmonella保菌実態を調べた。2009年、2010年、2012年および2013年の捕獲個体からは、それぞれ3.9%、1.0%、2.0%および4.0%の率で分離されたが、2011年捕獲の130個体からは分離されなかった。Salmonellaの血清型は、沖縄島において食中毒原因菌として頻繁に分離されるS. WeltevredenとS. Enteritidisであった。分離株の14.3%がオキシテトラサイクリン耐性を示した。
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