2014年度は最終年度であり、前年度までの調査を踏まえて、1968年前後から2000年代までの日本におけるアナーキズムに関して補充的なインタビューを実施するなかで、データベース化の方法・内容・スケジュールを検討していった。また、本科学研究費研究の成果の一部として、7月にはロシアで、戦前から戦後までの間に日本のアナーキストがバクーニンの思想をどのように受容したかについて、9月には名古屋で日本のアナーキストによる国境を越えた情報ネットワークについて、12月には東京で、戦後の日本アナーキズムについて報告を行った。その後、これまで3年間の研究成果のデータベース化の方針とスケジュールを確定した。
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