研究課題
挑戦的萌芽研究
分野横断的に絵巻を把握する「絵巻学」の創成を目指し、研究対象を古代から近世にまで広げ、パトロンの関与、転写のメカニズム、絵師による古典学習と画風展開、同時代の古記録に見る鑑賞や蒐集の状況を考察した。こうした美術史的考察に加え、歴史学・文学・宗教史・民俗学における蓄積も参照しつつ、国内外に所蔵される作品の位置づけを明らかにし、国際的に成果を発信した。
日本美術史