パリ大学名誉教授、パリ、高等社会科学研究院教授に面会を求め当該テーマに関して議論し専門知識の提供を受けた。 エクス・アン・プロヴァンスで開催中の「セザンヌと現代性展」を調査し、同地で開催されたセザンヌ協会会合に出席し、会員数人と当該研究について意見交換した。 ニューヨーク、メトロポリタン美術館で開催された「セザンヌ夫人展」、カナダのハミルトン美術館で開催された「セザンヌ静物画展」を調査した。 ニューヨーク、メトロポリタン美術館で11月開催された、「セザンヌ・オンライン・カタログ」開設記念会に出席し、世界のセザンヌ研究者数人と意見交換した。 当該テーマで、パリ、高等社会科学研究所に提出予定の博士論文の執筆を進めた。A4シングル・スペース約60頁を一年間で執筆し、ガシェ、タンギ-、ショケら、初期セザンヌのコレクターとなった人々の思想や生き方と照らしあわせながら、セザンヌが社会的立場を決定していった上での思想の原点を明らかにした。
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