研究課題/領域番号 |
24652026
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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研究機関 | 東京芸術大学 |
研究代表者 |
羽藤 広輔 東京芸術大学, 美術学部, 助教 (60466993)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 建築意匠論 |
研究概要 |
本研究の目的は、「書と建築」というテーマのもと、建築家であった白井晟一にとって書を書くことがいかなる意味を持っていたのかを考察することであり、白井の建築に関わる活動と書に関わる活動との相関関係を究明することにある。また、「書と建築」の関連を考える上で有意義な事例を、白井の活動に限らず収集し、今後の研究の予備調査とする。本研究では、白井に関わる研究をフェーズA、その他の事例収集をフェーズBとしている。実施計画に基づき、フェーズAでは、白井の著作資料、特に書に関わって語られた言説を中心に整理を行うとともに、白井に対する評論資料についても収集、整理を行った。さらに研究を行いやすくするため、資料のテキストデータ化も行った。またフェーズBについては、白井と同時期に活動した建築家で、白井と同様、和風建築に実績のあった建築家についても、その著作や作品を調べることにより、注目すべき活動の事例がないか調査を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
実施計画に照らして、その内容をおおむね順調に遂行しており、順調と考えられる。
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今後の研究の推進方策 |
フェーズAでは、研究実施計画に基づき、白井による作品であるかを問わず、白井の著作の中で示された重要な建築物を抽出し、現地視察、調査を通じて研究の精度を高めていく。フェーズBでは、引き続き、事例の収集、調査を行う。
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次年度の研究費の使用計画 |
前年度から引き続き、フェーズA、Bともに資料収集が必要となるので書籍購入を行う。さらにデータ整理等の業務等に対する謝金の支払いも行う。また次年度は、研究の精度を上げるため、建築物の現地視察、調査も行うため旅費の使用を計画している。
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