研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究は、これまで製造は不可能と思われた、日本風土における西洋古典インク(没食子インク)の製造開発をし、それを完成させた。この独自のインクは、西洋インクの問題点(インクの固着力不足等)をも補ったものである。また、西洋古典インクの経年劣化等を50種の紙で比較し、この特性により適合する紙を選定した。さらに、羽根ペンによるインク線には、美を感じさせる周波数(1/fゆらぎ)が存在したことを発見した。これらの研究を踏まえ、自然由来の古典インクと羽根ペンによる素描授業を実践し、美術教育へ貢献した。
洋画