日本英文学会第84回全国大会シンポジウム「旅と移動のアメリカ文学」で発表した「(脱)トラヴェル・ライティングとしてのTypee」ではアメリカの口述文化であるトールテールの対話構造がTypeeの語りの基盤を構成していることを明らかにした。また、Facing Melville, Facing Italyに掲載された"Vocal Sounds and Linguistic Signification in Herman Melville’s Novels"では、メルヴィルの口述文化に対するこだわりと、ホーソーンのそれに対する警戒が鋭く対立する点を指摘した。
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