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2013 年度 実施状況報告書

日本における職場談話研究の体系的発展に向けて:社会言語学的談話研究とコーパス構築

研究課題

研究課題/領域番号 24652088
研究機関龍谷大学

研究代表者

村田 和代  龍谷大学, 政策学部, 教授 (50340500)

研究分担者 BARKE A.J.  関西大学, 外国語学部, 教授 (90615741)
キーワード言語データ収集 / 言語データ保存 / 言語データ文字転記 / 言語データ分析
研究概要

本研究の目的は次の3点である。
(1) 単独の職場談話の研究から複数の職場談話の研究へ、単独の言語ストラテジーの分析から多様な言語ストラテジーの分析へ、と研究を拡大し、職場Xの言語的特徴ではなく日本の職場の言語的特徴を可視化する。(2)収集した言語データは、職場談話の言語コーパス構築につなげることができるようにデータ構築の基盤を整え、コーパス構築を開始する。(3) 国内の職場談話研究のさらなる発展のために、職場談話研究者のネットワーク作りができるようなラウンド・テーブルを開催し、それぞれの研究についての情報交換を行うと共に、日本における職場談話研究の可能性についても議論する。
上記目的を達成するために、本研究(期間:3年間)2年目である2013年度は、(次のようなの研究活動を行った。(1)調査先での言語データ収集を昨年度より継続して実施した。(2)言語データを記録媒体に保存し、データを整理した(コーパス構築の開始)。(3)整理した言語データを、研究分担者及び研究協力者間で共有した。 (4) 研究分担者及び研究協力者とのミーティングを開催し、文字転記方法や言語分析方法について話し合った。(5)研究分担者及び研究協力者間で頻繁にメールのやりとりを通して、今後の研究活動や3年目に開催するラウンド・テーブルについて話し合った。(6)言語データの文字転記作業者を募集し、文字転記作業を開始した。(7)一部、言語データ分析を開始した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の予定通り、昨年度に引き続き職場談話の収録を行い、収録したデータを保存・整理し、文字転記を行い、文字転記のデータに関しても保存・整理した(コーパス構築の開始)。一部、言語データの分析を開始した。

今後の研究の推進方策

2014年度は、引き続き、収録したデータの文字転記作業を進めながら、同時に言語データ分析を行う。研究成果は、12月に開催するラウンド・テーブルで報告する。さらに、海外学会への応募や国内学会での発表に努める。

次年度の研究費の使用計画

今年度予定していた文字転記作業が遅れたため、支払に至らなかった。
次年度はじめには作業が完了し、支払う予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014 2013

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 第32回研究大会ワークショップ 雑談の美学を考える―その構造・機能・詩学をめぐって―2014

    • 著者名/発表者名
      村田 和代
    • 雑誌名

      社会言語科学

      巻: 16-2 ページ: 112-118

  • [雑誌論文] NZ および日本のビジネス・ミーティングにみられるスモールトークについて2013

    • 著者名/発表者名
      村田 和代
    • 雑誌名

      社会言語科学会第32回大会発表論文集

      巻: 第21回大会 ページ: 187-188

  • [学会発表] NZ および日本のビジネス・ミーティングにみられるスモールトークについて (ワークショップ:雑談の美学を考える―その構造・機能・詩学をめぐって)2013

    • 著者名/発表者名
      村田 和代
    • 学会等名
      社会言語科学会
    • 発表場所
      信州大学
    • 年月日
      20130907-20130908

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公開日: 2015-05-28  

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